神奈川県には289,668の事業所(全国4位/47都道府県)に3,769,519人が働いています。主な産業は卸売業・小売業/宿泊業・飲食サービス業/医療・福祉。この構成に合わせて、何ができて・何ができないかを整理しました。
出典:経済センサス‐活動調査(令和3年)。事業所数・従業者数は神奈川県全体の実数です。
神奈川県は1事業所あたりの従業者が13.0人で、全国平均の11.8人を上回ります。人が多い現場ほど、搬送や巡回のような繰り返し作業の総量が大きく、ロボット1台あたりの稼働率を上げやすいのが特徴です。複数台をまとめて入れて費用対効果を出す進め方が取りやすい規模です。
自動化を考える出発点は「人が採れるかどうか」です。神奈川県の実数で見ます。
神奈川県の高校新卒者の求人倍率は2.89倍で、全国平均の2.89倍と同程度です(全国15位/47)。採用でまかなうか自動化するかを、実際のコストで比べて選べる段階です。県内289,668事業所のうち21.1%を占める卸売業・小売業なら、まず1台をレンタルで入れ、人件費と並べて判断するのが現実的です。
出典:厚生労働省「新規学卒者(高校・中学)の職業紹介状況」付属統計表 第4表-1(令和4年度)。一般の有効求人倍率ではなく高校新卒者の求人倍率です。若手の採用しやすさを示す指標として使っています。
高齢化は「介護の需要が増える」と「現場で働ける人が減る」の両方に効きます。神奈川県の実数です。
神奈川県の高齢化率は26.0%で、全国の29.3%を3.3ポイント下回ります(全国44位/47・75歳以上15.3%)。生産年齢人口は63.1%の約582万人。神奈川県では医療・福祉が32,026事業所(県内の11.1%)と主要産業のひとつで、働き手が相対的に多い分、「人が足りないから入れる」より「同じ人数で処理量を増やす」ための投資として検討されます。搬送・検品のように、1人あたりの生産性が数字で出る作業から入るのが合理的です。
出典:総務省統計局「人口推計」第3表 都道府県、年齢(3区分)、男女別人口(2024年10月1日現在)。全国の高齢化率は29.3%です。
事業所数の多い卸売業・小売業/宿泊業・飲食サービス業/医療・福祉に対応する作業を、能力表から抜き出しました。
61,012 事業所(県内の21.1%)
小売・店舗の導入を見る
32,958 事業所(県内の11.4%)
飲食店の導入を見る
32,026 事業所(県内の11.1%)
介護の導入を見る
この表は神奈川県の産業構成に合わせた抜粋です。全70件の能力表から、機種・実現度で絞り込めます。
「導入できます」しか言わないサイトが書かない部分です。ここを先に知っておくと、失敗しません。
神奈川県の31市区町村のうち、事業所数の多い順です。導入台数がまとまりやすいのは、事業所が密集している地域です。
出典:経済センサス‐活動調査(令和3年)。政令指定都市は市全体の数値で、行政区は二重に数えていません。
神奈川県は31市区町村にわたり、横浜市に県全体の40.6%の事業所が集まっています。まず中心部の拠点で導入して運用を固め、効果を確認してから周辺拠点へ広げる進め方が取りやすい分布です。